こんにちは、木ノ下コノキ(@kinoshitakonoki)です。
退院してきました。
ちょうど一か月前に新たな治療方針ができた話をしました。
- 左の血管は広がっているが症状が変わらないとなると、次のステージに行く必要がある
- 右の血管も広げて、今よりも脳に行く血液の量を増やそう(「正直、脳の血液はもっと欲しいところだ」と医師も話していました)
治療方針が少し変わったが、治療経過は良好な話
今回の入院の当初の予定は、ステントを右の狭窄した血管に入れるカテーテル治療をすることでした。
わたしの右の血管は心臓と繋がる太い血管との根元部分がかなり狭窄している。この部分の治療は困難で、2016年の入院当初から「ここは複雑で血管も細すぎてステントを入れたりバルーンでの治療は困難です」言われている場所でした。
治療前の血管狭窄の状態
自分の血管の状況が分かるようにイラストにしてみました。(下図)
狭窄している部分の血管の太さは1.2mmという驚異の細さ。通常はその先の血管と同じか少し太いのが正常な太さです。
この部分を広げないと私の脳の血液量は足りない状態が続いてしまいます。クラクラしたりめまいを起こして倒れてしまうのはこのせいです。
治療方針の変更
難しいと言われていたここの血管の治療、手術当日の術前に治療方針が少し変わったことを伝えられました。
「今回はステント治療はしないでバルーン(風船みたいなもの)治療に切り替える」と。
下図のように、狭窄している血管は、そこを通る血液が途切れ途切れになり流れが悪くなります。そのため、必要な時に必要なだけの血液が体の中をうまく循環せず脳に血液が行きにくくなるため、腕がしびれたり、ろれつが回らなくなります。
それを無くすための治療にはステントとバルーンをカテーテルで中に入れて血管を広げる方法があります。(他にも外科的治療法もあるのでこれだけが方法というわけではありません)
ステント治療は血管の中に筒状になった金網のようなものです。わたしの左側の血管にはこれが入っています。カテーテルで入れてバルーンで広げた血管のところにステントを留置してくる治療です。
しかし「高安動脈炎」からくる狭窄はこのステントさえも押しつぶしてしまう力があります。
そのため、今回またステントを置いてもまた同じことになるのでは...と医師は考えた結果「バルーンで広げて様子を見る」という結論に至ったと説明がありました。
バルーン治療は、カテーテルを使って血管の中を通し、狭窄している部分でバルーンを開き血管を押し広げるものです。
これによって、血流が良くなり体のいたるところが正常に使えるようになります。
バルーン治療をやってどうなった?
左の血管にステント入れた後に閉じてきてしまった血管を何度か広げていました。しかし、血管の壁が回数を重ねるごとに厚くなってしまって前回の治療ではあまり効果がなくなっていました。
今回右の血管にバルーン治療を施したところ、2016年に病気になってから初の杖なし歩行に成功しました。これは、もう一生杖なしでは歩けないと思っていた私には感動以外の何ものでもない出来事でした。
入院中の自分のツイートでも喜びをあらわしています。
◆今ビックリしたこと◆
— 木ノ下コノキ@個ツイティム企画最終締切9/10 (@kinoshitakonoki) 2019年6月30日
私が普通に歩いてる!
杖なしで歩いてる!
奇跡が起こったとしか思えない
ふぅ
さて、少し寝よう( ˘꒳˘)
この日は嬉しすぎて、色んな人(主治医や看護師さん、母親)に歩いてるところ見せたんだよな。
今までのコノキの歩き方と今現在の歩き方
このイラストくらいに違います。
以前のわたしは脳虚血になりやすかったので、まっすぐ立とうとすると後ろに倒れてしまいそうになるため、いつもバランスを取るように前かがみで手でもバランスを取るように歩いていました。
杖が三本目の足として活用されていた訳です。
今現在は体調にも寄りますが、比較的まっすぐ前を見て歩けるようになったのではないかと思います。
ただちょっと、二年半近く前かがみ、体調が悪いときは体を引きずるように歩いていたため、意識しないと歩けません。意識しすぎて行進のような歩きになってしまうのが玉に瑕ですが...(;^ω^)
なるべく体調の良いときや晴れの日は歩くリハビリを続けていきたいと思います。
さいごに
意外にも効果てきめんなんですよ
と、輝くような目で教授回診の際、教授に説明する主治医のことばその通りなくらいに効果てきめんです、今回の治療。
また血管が閉じて来ちゃうかもしれないし、元気な時間は少ないかも知れないけど、久しぶりの普通に近い状態で歩けて感激した話でした。
ではまたね( *´艸`)
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