こんにちは、木ノ下コノキ(@kinoshitakonoki)です。
①と②を書いてからだいぶ期間が空いてしまいました。そうこうしてるうちに5年がすぎてしまったので、タイトルが今回から「高安動脈炎に罹って丸5年になったから経緯をまとめておく」に変わります。
高安動脈炎に罹って丸5年になったから経緯をまとめておく③
今回は入院中に地味に大変だった、外来の話と転機になった出来事の話でもしていこうと思います。
入院生活中の眼科と歯科のはなし。
眼科のはなし
入院中に高安動脈炎からくる目の血管の出血が見つかったんですよ。出血がひどくて、当時は「もしかしたら失明するかもしれない」という診断がされて、毎日恐怖に怯えておりました。
定期的に眼科にお邪魔してたときのことです。
車イスに乗って看護師さんと眼科に向かったら、眼科は人で溢れていてすぐには掛かれなくて壁側に寄せる形で私を置いて、看護師さんは病棟に戻りました。
30度の角度でしか起き上がっては居られないわたしがです。
車イスにほぼ直角に座ったわたしはなるべく具合が悪くならないように、なるべく浅く座り直して後ろに倒れるように座っていたのですが、これがなかなか呼ばれない。
待っても待っても呼ばれない。
入院中の外来って「呼ばれたから行くよ」って眼科から言われてこちらから出向くのですよ。なのに呼ばれないとはどういうこと??
そうこうしているうちに、わたしの頭がどんどん痛くなり、息苦しさも出てきた。
あまりにキツイので眼科の看護師さんに伝えるも「もうちょっと待っててね」と言われるだけで放置。
気を失いかける「もう無理...」ってところまできてやっと処置室みたいなところのベッドに横になった。血圧測ったら200近い数値をたたき出してて、自分もビックリしたけどすぐに主治医が呼ばれてわちゃわちゃした感じになって、何も出来ないまま眼科は終了した。
「次回は病室に先生が来てくれるって」と病棟の看護師さんに伝えられた。
なんだよ、それできるなら最初からそうしてくれよ...
歯科のはなし
今はどこの病院でもやってるらしいが、治療や手術前に口腔ケアをするというのが主流になっているらしく、先日にもテレビでもやってたけど、口の中の細菌が血管などを通り、せっかく治して元気になった体もまた悪化させてしまう場合もあるという話してて「そういえば最初の入院したときに口腔ケアしたなわたしも」と思い出した。
口腔ケアについてわかりやすく載せてるページがあったので載せておく。
【歯科通信】全身麻酔で手術を受けられる方へ~口腔機能管理について~ | 社会医療法人 大道会/社会福祉法人 山水学園 総合サイト
そんな口腔ケアを行うため、同じ病院内になる歯科で診てもらうと、ちょっとした虫歯が発見され治療と歯石を取って、他にも検査をすると唾液の分泌が平均より少なめってことが分かって、唾液腺(だえきせん)ってところを切って薬をつけてまた縫うなんて治療をした。(未だにそこには傷があって、感覚もおかしかったりする)
痛かったのと、脱脂綿めっちゃ詰められたことと縫ったところの変な痺れしか覚えてなくてちゃんとした病名とか分からない...なんで書いておかなかったんだという...ね。
ここの医師が、一回目と二回目のわたしの移動手段が変わったことに驚いたのか、「なんで前回は車イスで来たのに、今回ストレッチャーなのなんでなんで??」ものすごく嫌そうに周りのものどけていたっけ。
なんでって病気が悪化してるからじゃん!見て分からぬのか??
入院中なんだよ!と怒鳴りたい気持ちを抑えて静かに治療受けた。
歯科の思い出ってこの先生のことしか覚えてない...。
パンチの効いたおばさん先生だったな。
2度目の転機、意識を失う。
今までクラクラや目のチカチカや足がガクガクするなどの症状はあったものの、この時点ではまだ意識は失っていませんでした。
意識を失ったことが転機になるとは、この時は微塵にも考えておりませんでした。
というのも、炎症が落ち着くまで治療はできないと言われたもののその肝心な治療方法がまだしっかりと練り込まれてなかったのです。この時点では。
そんな中、起った事件?がきっかけとなって、治療方法がしっかりときまったんですねえ。
こちらでも書いた話ですが、
レントゲン検査の日、車イスに乗って検査室に向かい胸のレントゲンを撮るため、クラクラしながらも立ち上がり、前のつかまる部分を掴んだ途端、意識失って後ろに倒れた。
その時、自分が乗ってきた車イスが後ろにあったことでそのままそこにストンと落ちて他はケガしたりとかはなかったが、わたしの意識が戻ったときにはベッドに横になり、周りはガヤガヤし、よく医療ドラマなどで見られるあのシーンのよう。
主治医がかけつけ、意識の確認をされて、検査技師さんにどんな感じで倒れたかなどをちょうど聞いているときをわたしは見ていた。
このことがあって、この体を早くなんとかしなきゃと思ったのでしょうな。
死ぬかもしれないから覚悟してと言ったものの、炎症を落ち着かせるということしかとりあえずは治療方法がなかったのか、それとも外科がしっかり動いてくれなかったのか...
最近、ドクターXで外科と内科の確執みたいなものを見せつけてくるじゃないですか、あのドラマ。そんな感じのことがあの病院にもあって、協力して患者を治すとかいうのは全然なくって、手術手術手術なのかなって外科さんは。
今はその外科さん(実際脳外科だし、いまは病院変わったけど)に全面的にお世話になってるので、当時がどうだったかなんて、わざわざ蒸し返して聞いたりはしないけどね。
血管の炎症が落ち着いたらするこれからの治療方法が決まって、また元気だったころに戻れるかな?などと希望を持つことができた。
まあ、このあとにまた絶望的な話をされるんですけどね(;'∀')
その辺りは次回へ。
気分が上がったり落ちたり結構たいへんな入院生活でしたなあ、ほんとに。
闘病日記のまとめ
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