難病オンナの心の裏側日記

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高安動脈炎に罹って丸5年になったから経緯をまとめておく⑤

 

こんにちは、木ノ下コノキ(@kinoshitakonoki)です。

 

 

前回はこちらです。

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高安動脈炎に罹って丸5年になったから経緯をまとめておく⑤

 

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イラスト)いつも同じアイキャッチじゃ飽きちゃうから自分のイラスト置いておく

カテーテル治療でステントを入れる

 

わたしの血管の炎症が徐々に落ち着いてきた頃、膠原病主治医と脳外科主治医のふたりから両親とともに、これからの治療についての説明聞いた。

 

今じゃ当たり前のように行われてるカテーテル治療だけれど、この時は名前程度にしか聞いたことがなかったカテーテル治療。

 

めっちゃ雑な昔描いた説明のイラスト見つけたのでこちらを貼っておくけど、わたしの狭窄した血管にカテーテルを入れて狭窄部分にステントを留置する治療が行われることになったんだ。

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ステントは金網みたいなもので、カテーテルという器具を使ってステントを運んで置いてくる。ざっくりだがステント留置についての説明を受けて、頭ではなんとなく理解したものの、血管の中を治療する...という謎すぎる治療内容に恐怖しかなかったのを覚えている。

 

治療日、2016年のあの頃はコロナとかそういうの一切なかったので、両親が病棟から治療室に向かうためのエレベーター前に来てくれたそのとき、わたしは不安で不安で泣いてしまった。

 

今はもう慣れたもんで、看護師さんとお喋りしながら向かうんだけど、当時はカテーテル治療がはじめてってこともあって朝からずっと緊張で、親の顔を見た瞬間に泣いてしまったんだよな。(子どもみたい...)

 

治療の部屋に入ると、冷たくて硬そうなベッドが一つと壁側には沢山の画面があり、周りには色んな機器が置かれていた。手術室には過去何度か入ったことがあるので、大体の感じは一緒だったと思う。

 

治療に必要な心電図や血圧計、脈を測るアレ(オキシメーター)など色んなものを体に着けていく。

 

ひたすらに緊張していたが、主治医や麻酔科の先生、看護師さんなどそこに関わる人たちが優しく声をかけててくれたんだよね。これはほんと安心できる。

 

んで、最後に酸素のマスクをつけて、点滴に少しだけ眠くなる薬を入れてもらって「眠くなったら寝ちゃってくださいね~」の声がしたと思ったら、あっという間に寝てしまったらしい。

 

治療後の安静時間とリハビリ

 

気付いたらベッドの上だった。

 

治療時間3時間半。

意外と長くかかったらしいことをぼんやり起きたさらに数時間後に看護師さんや両親から聞かされた。

まだぼんやりの中、夜ごはんを食べた。夕食時間がとうに過ぎてしまって下げられたので、母親が買ってきたサンドイッチと何かちょっと記憶にないけどペロリと平らげたらしい。

 

食事の最中に主治医が様子見をしにきて、思い切りサンドイッチを頬張ってるものだから「それだけ食べられるなら大丈夫だね」と笑って、この日行われた治療の内容を話していった。

 

その日に撮られた血管の3D写真とか治療後の何枚か違う角度の写真をバサバサっと渡されたな。ステントが入ってるところは白く、元の狭窄した血管とは全然太さも違って見えるくらいにちゃんと治療されていたし、医療スゲー!!ってなった。

 

ただまだこの時は安静時間だったので、起き上がったりはできてなかったし、夜中に大をしたくなってもトイレには行っちゃいけなくて、便器の座るところだけみたいなオマルを渡されて起き上がらないような微妙な態勢で頑張るのが結構な辛さを感じた。

 

安静時間を明けて、眠るにも眠れない時間を過ごしつつ次の日の午前10時くらいに看護師さんの支えもあって立ち上がれた。

 

あの辛かった寝たきりの約一か月半が嘘だったかのように、その後トイレにも行けたし廊下に出て点滴を押しながら少しずつ歩くこともできた。

 

立ち上がれたし歩けたので、約一か月半以上入りっぱなしだったおしっこ管(尿道カテーテル)も外れた。

 

この一週間後くらいに点滴も外れて、毎日廊下の手すりに掴んで屈伸運動したり、ゆっくりと杖を使って廊下を自由に歩いた。約一か月半もの間寝たきりだった体だもん、筋肉が全く無いのよねえ。

 

少しずつ退院に向かっている感じが、「やっとか」という感じでもあったけど、何とも言えない嬉しさも込み上げて、やる気みたいなものがみなぎってきて病棟内にあるソファーと小さな本棚のある場所で血管に優しい食事が載ってるような本を読み漁って、時にはそれを自分のノートに写していた。

 

(退院した後、まだまだ安定しない体で作っていたっけ。)

 

 

絶対、元気になって帰ってやるという気持ちだったな。

毎日の運動とベット上でのストレッチ、寝っ転がっての体操、患部の鎖骨付近に力が入らないような筋トレなどをずっと続けた。こういう時、ホントに継続できる性格で良かったと思うわ。

 

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前にも載せたけど、寝たきりでもできる体操の一部。

 

ただ、あまりやりすぎるとカテーテル刺した鼠径部が痛むからほどほどに(笑)

 

ということで、今回は治療と安静時間、そしてその後の様子を書いていきました。

次回は退院前の一時帰宅(1泊)と退院後の話を書いていきます。

 

 

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